覚醒剤依存症からの離脱

私はガキの頃からシンナーや覚醒剤を乱用してきました。

まだシンナーだけならともかく、覚醒剤にも手を出してしまいました。

恥ずかしながらシンナー(トルエン)は30歳位まで乱用していました。

幻覚をみながらラリって車を運転するのが好きでした。本当は覚醒剤が欲しかったのですが、売人とのパイプが無かったのでシンナー(トルエン)で我慢と言うか満足していました。

 

ある日睡眠薬ウイスキーを同時に飲み、睡眠薬も大量に飲みパッパラパーになり免停中にも関わらず車を運転して、車に積んであったボンド(トルエン)を吸いながらドライブしていたら対向車とぶつかり当て逃げ!そして自転車に乗っていたお年寄りを車ではねてしまい、そのまま逃げてしまいました。

当然警察沙汰になりパトカーにずっと追いかけ回されました。その後は現行犯逮捕です。

道路交通法劇物毒物取締違反で2年半位の実刑判決をくらいました。

刑務所は栃木県の喜連川社会復帰促進センターと言う刑務所に収監されました。

受刑中は薬物離脱プログラムがあってそのプログラムには覚醒剤依存の人達ばかりで私みたいなシンナー(トルエン)なんてガキみたいな事をやってる人はいませんでした。

そのプログラムを受けてるうちに覚醒剤を使用したいと言う気持ちが強くなってしまい、そのまま仮釈放で出所しました。

出所して直ぐに覚醒剤を入手できるかネットで調べましたがヒットしなかったので東京まで電車で行き売人がいそうな所を散々さがし、やっと売人を見つけました。

そして覚醒剤を入手しまた昔みたいに乱用したのです。

【でもよく聞く話ですが最初の快感は二度ともどってこない、快楽をずっと追い求めてシャブ中になって行くと】

 

覚醒剤を再度使用した私はまた警察に捕まり仮釈中だったので弁当もちで2度目の刑務所送りになりました。

 

今度は類犯の刑務所だったのでかなり厳しかったのを良く覚えています。

覚醒剤大麻等を使っていて離脱したい気持ちが少しでもあるのなら、誰かに相談してください。私は相談者がいなかったのでダルクと精神病院で薬物からの離脱ができました。

そして年下ではありますが私の犯してきた罪を理解してくれる仲間もいたので仲間を裏切ってはいけないと思い薬物離脱への思いが強くなったのです。

 

今でも薬物の後遺症や欲求がありますが、それは自分が犯してきた罪の代償だと受け入れています。

現在の世の中はネットでも薬物を入手できる世の中です。安易に大麻覚醒剤が手に入ります。大麻なら大丈夫だろうとか覚醒剤でも少しならとか、注射じゃなく炙りなら大丈夫だろ、とかそんな風には絶対思わないで下さい。

薬物はそんな甘くないですよ。

命を自ら絶つ人もいるし、身体もボロボロになるし、貯金もなくなるし、捕まれば刑務所【初犯ならば執行猶予がつく】に収監されるし、良いことは無いですよ!

刑務所に2回も入った私が言うのだから間違いありません。

とにかく薬物乱用するなら美味しい酒と食事に金をかけた方が全然良いですよ!

 

最後ですが薬物離脱を考えている人達が私のブログを見てくれているのならば、まずは嘘偽りなく話ができる仲間を作って下さい。もし仲間がいなかったらネットでNA【自助グループ】で検索して是非参加してみてください。

きっとあなたの気持ちも晴れていくと思いますよ!

 

 

薬物依存離脱への道

私は中学の時に先輩や悪友から勧められシンナーを吸い始めました。最初は頭がぼーっとする感じで幻覚が見え始め楽しかったです。その後はトルエンがどこで売っているかわからなかったので、先輩からトルエンを買っていました。
中学、高校とシンナー(トルエン)を吸い続けて何とか生活していました。そして19歳で仲間から誘われ覚せい剤を炙りで使用するようになって行きました。
最初は気持ちよくて、なんだこの快楽はと思い仲間と覚せい剤を乱用するようになりました。私は覚せい剤の売人は知らなかったので仲間の先輩から買い、仲間同士で覚せい剤を楽しんでいました。ネタを極めて性器をいじる行動が止まらなくなり射精感は半端なくきもちよかった。
そして悪友達からは自分から離れまともな生活をしようと考えて仕事を一生懸命頑張りました!その仕事場にハードラインというトルエンが50%の塗料を見つけまたシンナーを吸うようになりました。1人孤独にシンナーを吸い続けました。そして会社の社員旅行でハワイに行った時に夜中に散歩していたら、現地の人に声を掛けられシャブシャブパーティーしないかと、誘われついて行きました。
そして覚せい剤を炙りで吸った時頭が冴え冴えになり凄い快感を覚えてしまいました。
会社の仲間に借金までして覚せい剤を使ってました。
その後は覚せい剤の売人を知らない私はシンナー(トルエン)にハマって行き体がボロボロになってしまったのです。
何年か薬物を止めていたのですがスマホが普及された位に覚せい剤の売人をネットで見つけ、自分で買うようになったのです。そして覚せい剤にどっぷりハマリどん底まで落ちて行きました。だんだんクスリを使う量も増えていき貯金もなくなり、体はボロボロになって行ったのです。そんな生活をしているうちに警察に覚せい剤取り締まり違反の罪で逮捕され、人生初の刑務所行きになったのです。
2年程服役しました。出所してからはダルクの助けもあり薬とは全く縁の無い生活をしていましたが、共同生活が馴染めなく中途退寮してしまいました。
その後は精神科に通う日々が続いています。
病名は、統合失調症鬱病です。今こうしてブログを書いている時も覚せい剤の後遺症は出ています。しかしこれは自分が犯してきた罪の代償だと思い、一生この辛さは続くのだろうと確信しています。だからといって人生に絶望もしていません。1日1日薬物を使わない日々を重ねて行くことが大事だと気付いたのです。ダルクの仲間は覚せい剤の乱用で自殺してしまった仲間もいました。薬物を使用しなければ少しずつ回復はしていきます。これは絶対です。経験者が言っているのだから。
今は大麻覚せい剤も安易に買えてしまう世の中です。大麻なら大丈夫だろうとか、俺はすぐに止めれれから一回ならいいだろうとか安易な考えはやめてくださいね!まだ若い人達には特に言っておきたい!
薬物はそんなに甘くないんです。一回でも薬物を使えば薬物依存者なんですよ。そして刑務所なんてくそ面白くない所に行く必要は絶対にないから。
もし薬物を使ってしまって絶望が身に染みても、死んだらあかんよ!ちゃんと回復はするからあんまり頑張らない程度に生活して、生きて下さい。今苦しくても必ず幸せを感じる日が来ますよ!今を生きて下さい。
私は病院に通販しながら仕事をしてます。障害者の申請もしています。ちゃんと生きています。
今薬物に苦しんでる人や相談する人がいなくて困ってる人達、ネットでNAと検索してみてください、同じ苦しみを持つ人達と出会えますよ。そして誰にも話せなかった薬物使用の事やどうやって欲求から解放されるのかが気付けると思いますよ。辛い時はしっかり休んで、1日を大事に歩んで下さい。
覚せい剤等の薬物を使用してる人達はもう気付いているはずだと私は思います。やめるきっかけが見つからない人達もいると思います。1人で抱え込まないで!とにかく絶望に負けずに生きて下さい。